作業工程

BLANKS選び

into サーフボードでは、US BLANKSを使用しています。 長さ、厚み、幅、重さ、ロッカーなど100種類以上あるバラエティにとんだBLANKSの中から、オーダーのイメージに合うBLANKSを選びます。

プランシェープ

サーフボードのアウトラインを作る。 ノーズからテールにかけてアウトライン全体のプロポーションに合いそうなテンプレート(サーフボードの型紙)を2~3枚を選びます。 力の無い小波用ならノーズ幅を広げたり、掘れた力のある波用ならテールを細くなどの作業を、イメージにあるサーフボードのアウトラインをテンプレートを雲形定規のように使いながらBLANKSにアウトラインを書きます。 BLANKSに書いた線に合わせノコギリを使ってサーフボードを切り出します。

シェープ

電気かんな、サーフォーム、サンドペーパー、スクリーンペーパー、手かんななどを使いシェープしていきます。 ボトムのカーブ(ロッカー)を決め、CONCAVEなどの細工をして、次にデッキロッカーを作りながらノーズ・センター・テールの厚みのバランスを決めます。 厚みのバランスができたら、デッキレールのカットそしてボトムのアンダーレールと作っていきます。サーフボードシェープでもっとも時間を使う部分ですが、ここまでで8割仕上がった状態となります。 まだ、電気かんな、サーフォームの角などが残った状態なので、サンドペーパー#60、#80、#120、手かんななどを使い、ボードにできる影などを見ながら、ロッカー、CONCAVEの微調整、レールは丸く仕上げていきます。 最後の仕上げに、スクリーンペーパーを使いレールの小さな歪み、バンプなどを修正してキレイなレールホイルができたら完成です。また、最後にシェープサインを書き入れます。

ラミネート

ウレタンホームは柔らかく水を吸うので、グラスファイバーをポリエステル樹脂でラップする作業を行なっていきます。 ファイバーをボトムは1枚、立つデッキは強度を出すために2枚巻くのが通常です。 ラミネートをする際、グラスファイバーにシワが寄ったり、ウレタンフォームとファイバーの間に気泡など入ったりすると 極端に強度が落ちるので細心の注意と技術が必要です。 固定フィンの場合は、フィンの取り付け、ボックスフィンはボックスの埋め込み、デッキにリーシュコード用のリーシュカップを埋め込んでから、ホットコート(ボード全体にサンディング用樹脂を塗る作業)してサンディングに移ります。

サンディング

フィンやプラグの取り付けでガタガタになったボードを、ディスクサンダーを使い、シェープが終わった状態に戻す作業を行なっていきます。その際、ラミネートでラップしたグラスファイバーを削り飛ばさないように注意します。

バフ

サーフボードに光沢を与える作業です。 キレイにサンディングされたボードに、ホットコートと同様、刷毛の跡など残らない様に樹脂を塗り硬化後、サンドペーパーの#400、#600、#800と研磨していき、最後にコンパウンドで磨いて完成です。

完成

さあ、海に浮かべてみましょう!